サラリーマンの街とも呼ばれる新橋、そして諸官庁に隣接する虎ノ門、どちらもビジネス街として人気の高いエリアです。特に虎ノ門ではここ数年大規模な再開発が進められており、昨年には虎ノ門駅直結の東京虎ノ門グローバルスクエアが竣工するなど今後も大規模な再開発も予定されており今後も目が離せません。新橋においても今後駅前の開発も予定されており、ビジネス街として注目のエリアです。賃料水準については、古い建物も多く、そのような建物は賃料水準も低く苦戦している印象が強いですが、その他築浅や新築のビルに関しては高水準で推移している印象です。

大使館が多く国際色豊かなビジネス街として知られるエリアです。その他、メディア関連企業や諸官庁が近いこともあり、士業の個人事務所などにも人気があり、数年前には赤坂インターシティAIRが竣工し注目を集めました。現在では赤坂2丁目プロジェクトと題して大規模な再開発が進められており40階以上の大規模ビルが建設予定です。その他にも再開発が予定されており、注目されています。賃料水準は100坪以上で平均坪単価27,000円という高水準を維持しており引き続き注目されるエリアです。

都内でも屈指の商業集積を誇り、アパレル関連や外資系、IT企業などに人気の高い青山エリア。ファッション性の高い建物なども多く賃料水準は依然として高い水準となっております。中でも長年地域にあいされた青山ベルコモンズが2014年に閉館し、2020年ジアーガイルアオヤマとして20階建でオフィス・ホテル・商業ゾーンからなる複合ビルに生まれ変わりました。今後もアパレル業界やIT企業を中心に注目のエリアです。

IT関連企業や外資系、メディア関連企業に人気の高く、六本木ヒルズや東京ミッドタウンには大企業のやその関連企業などが本社を構えており、以前より賃料水準も高いエリアとなってます。現在では近接する麻布台で六本木ヒルズに匹敵する規模の再開発プロジェクトが進められており、2023年に竣工する予定です。その他でも西麻布3丁目に来年から着工予定のプロジェクト等もあり、人気の高いエリアです。

浜松町、田町共に再開発が注目されています。浜松町のシンボルでもある世界貿易センタービルディングの建替え。このプロジェクトは約10年間で南館と本館の建替えとなり、南館に関しては先行して2021年3月の竣工予定です。田町の芝浦側では2020年に地上30階を超えるオフィスタワー2棟含む大規模な再開発が行われ、ムスブ田町という名称でオープンしました。芝側でも大規模な再開発が予定されている注目エリアです。

品川駅には東海道新幹線や複数の主要な路線が乗り入れており、国内外へのアクセスの便利さからビジネスとして人気の高く、港南側では品川インターシティを始めとする高層ビル群が建ち並び、様々な業種の企業が本社を構えています。小規模ビルは供給が少なく賃料水準としては高めになっています。100坪以上についてはこのコロナ禍で空室が増えており、まとまった面積が取れる状況です。高輪ではオフィスとしてのイメージが薄かったエリアでしたが、2020年田町品川駅間に高輪ゲートウェイ駅が開業され、また、数年後には大規模な再開発が予定されており、今後ビジネスエリアへの発展が期待されるエリアです。