オフィス市況動向

第3ソリューションチーム

渋谷区の市況動向(2022(令和4)年4月)

空室率は上昇、賃料水準は僅かに低下しています。 市況動向としては大規模ビルから、中小ビルまで、IT系企業・ベンチャー企業等が多くテレワークへの移行が他のエリアに比べ先行して行われたため、 2020年度後半には非常に多くの空室が発生しましたが、空室を減らしているエリアも徐々に目立つようになり2021年後半には募集面積を大きく減らし、 賃料低下の割合も落ち着きが見られる様になりました。

渋谷区空室率

  • 5.9%

※本ページはニチビル株式会社独自のリサーチにより分析、作成したものです。

1渋谷エリア周辺エリア

● 賃料相場

20-50坪

50-100坪

100坪以上

超高層ビル

● 渋谷エリア周辺エリアの市況動向

渋谷駅があるエリアです。 前回調査時よりも、空室率はほぼ横ばい、賃料水準は僅かに低下しています。 中小ビルの賃料水準に関してはほぼ横ばいです。賃貸条件の交渉幅が広がっていると思われますが、オフィス縮小の移転需要などもあり中小ビルに関しては比較的賃料水準の減少は少なかったようです。 大型物件の賃料の高騰は一度落ち着きを見せていますが、引き続きオフィス、商業の中心として、人気のエリアになりそうです。

2恵比寿エリア周辺エリア

● 賃料相場

20-50坪

50-100坪

100坪以上

超高層ビル

● 恵比寿エリア周辺エリアの市況動向

恵比寿駅、広尾駅があるエリアです。 前回調査時よりも、空室率が低下していて、賃料水準はほぼ横ばいです。 大型物件の空室は僅かに増えた印象ですが、中小ビルの根強い需要があり空室率に関しては昨年に比較すると低下傾向にあります。 渋谷と比べると人込みの少ない落ち着いた雰囲気が好まれているのか渋谷区の中では比較的堅調なオフィス需要を保っています。

3原宿エリア周辺エリア

● 賃料相場

20-50坪

50-100坪

100坪以上

超高層ビル

● 原宿エリア周辺エリアの市況動向

原宿駅があるエリアです。 前回調査時よりも、空室率が上昇していて、賃料水準はやや低下しています。 店舗系テナントの需要が多く、オフィスと店舗が混在するエリアのため、中小規模の店舗事務所ビルには空室が目立つようになっています。 商業の印象が強いエリアですが、大型のオフィス物件も点在しています。

4代々木エリア周辺エリア

● 賃料相場

20-50坪

50-100坪

100坪以上

超高層ビル

● 代々木エリア周辺エリアの市況動向

代々木駅があるエリアです。 前回調査時よりも、空室率は横ばいで、賃料水準は僅かに低下しています。 新宿エリアからも近く、渋谷や新宿でオフィスを探す際に割安感のある物件が多いエリアです。 新宿付近には大規模ビルもありますが、賃貸オフィスは中小ビルが中心で、近隣エリアの大規模ビルに入居している企業の関連や、サテライトオフィスなどの需要があります。 また、企業の本社ビルや専門学校なども多く存在するエリアです。

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