虎ノ門は、弁護士・行政書士事務所や政治団体等も多く集まっているほか、霞が関に隣接していることから官公庁関連の需要も高い地域であり、まさに「成熟したオフィス街」といった印象の街でした。しかし近年では虎ノ門ヒルズをはじめとした大規模ビルの開発や環状二号線の開通が進んだ影響により、外資系企業やIT関連企業といった様々な業種も多く参入してきており、国家戦略特別区域の予定事業に指定されている大規模プロジェクトが始まっており、ビジネス街としては勿論のこと住居やホテル・医療施設の開発も進められているため、虎ノ門はまさに世界標準の国際ビジネス街として生まれ変わり、今後も着々と勢いを増していく地域であると言えます。

虎ノ門は江戸時代につけられた門の名前に由来していると言われてまして、当時は青龍・白虎・朱雀・玄武の四獣神が四方を守るという考えがあり、江戸城の西に位置していた門を白虎の「虎ノ門」と呼んでいたそうです。戦前から交差点や地下鉄の駅名として使われていましたが、町名としては昭和52年の住居表示の実施により採用されました。再開発により大規模ビルが続々と建設され、将来的には国際ビジネス街に発展する地域であると期待を寄せられています。