2019.04.16

会社説明会の場所選びで最低限押さえておきたいポイント


採用活動の中でも最も重要なイベント「会社説明会」。
会社が求める優秀な人材を確保できるかどうかは、会社説明会の出来が左右するといっても過言ではありません。
また、逆に説明会参加者は、気になる会社の説明会に参加し、自分との相性や興味関心が合致しているかを見極める重要な機会です。
会社の魅力を学生にしっかりと伝え、多くの応募者を獲得するにはどうしたら良いのでしょうか?
今回は採用活動に欠かせない会社説明会について、場所選びのポイントを具体的に説明します。

会社説明会を社内で行う

会社説明会を行う場所として、第一に社内で行えばいいのでは?
という声が上がると思います。
会社説明会を社内で行うメリット・デメリットを見ていきましょう。

(1)会社説明会を社内で行うメリット

  • 会場費のコストがかかりません。
  • 会社の雰囲気を味わっていただくことが可能です。
  • 説明会後に社内を見学してもらうことが可能です。
  • 会場準備や荷物の運送などの手間を省くことが可能です。

(2)会社説明会を社内で行うデメリット

  • 大人数を収容するスペースが必要です。
  • 立地条件によっては人が集まりにくいケースがあります。

会社説明会を社外で行う(単独)


次に、会社説明会を行う場所として、外部の施設を利用する場合もあると思います。 社外で行う場合のメリット・デメリットを見ていきましょう。

(1)会社説明会を社外で行うメリット

  • 駅近など、立地の良い条件、アクセスが良い条件で行うことで人が集まりやすくなります。
  • 大きいスペースから小さいスペースまで、規模に合わせて会場をセレクトできます。

(2)会社説明会を社外で行うデメリット

  • 会場を借りるためのコストがかかります。
  • 職場の雰囲気とは違うので、社風などは伝わりづらくなります。
  • 説明会に必要な荷物を持ち込むなどの手間がかかります。

説明会を社外で行う場合に押さえておきたいポイント

(1)アクセスの良さ

必ずしも近隣地域から来る方ばかりとは限りません。
可能な限りアクセスが良い駅で、さらには駅から徒歩圏内(5分以内がベスト)が好ましいでしょう。

(2)設備(備品)が揃っている

説明会を開催するにあたって、プロジェクターやスクリーン、マイクやレーザーポインターなどの備品に加えて説明会資料などを持ち込むことになるため、かなりの準備が必要です。
可能な限り、会場内に備品が揃っている施設を選ぶと準備も多少楽になるでしょう。

(3)宅配便の受け取りが可能

前述した備品類などの準備とも関連してきますが、会社案内資料、文房具、パソコン、プロジェクターなど、説明会で使用する備品はかなりの荷物になるでしょう。
当日持ち込むのが大変な場合、宅配便の受け取りが可能であれば、事前に会場へ送ることができ、終了後も会場から直接郵送できるので大変便利です。
宅配便の受け渡しが可能かどうか、事前に会場へ問い合わせてみましょう。

(4)会場の綺麗さ

説明会の印象は、どうしてもその会社の印象として参加者の目には映ります。
会場が綺麗かどうか、空調は作動するか、など、参加者にとって良いイメージを生む環境を選ぶことも大切です。

会社説明会を社外で行う(合同説明会)

採用活動の一手として、合同説明会に参加するという選択もあります。
合同説明会は、複数の企業が集まり求人者に対して自社の情報を提供する場のことです。
数十から数百社の企業が一つの会場に集まり、参加企業が各々のブースで説明会を開催します。
合同説明会では、一般的に数百から数万人の人たちを集客しており、求人者は限られた時間の中で多くの企業情報を収集することが可能です。
たくさんの求人者にアピールできる良い機会ですが、ただ出展するだけではなかなか効果は高まりません。
合同説明会をきっかけに、より多くの求人者に自社選考へ進んでもらうために、求人者が魅力を感じるような質の高い情報のアウトプットが必要でしょう。

(1)合同説明会のメリット

  • 自分たちで集客をする必要がありません。
  • より多くの求人者に知ってもらえます。
  • 他企業の動向をチェックできます。

(2)合同説明会のデメリット

  • 出展企業数が多い合同説明会ほど来場者数も多いですが、自社が埋もれてしまう可能性が高くなります。
  • いい人材は隣に出展している同業他社と奪い合うことになります。

まとめ

会社説明会を、社内にて開催する場合、社外にて単独で開催する場合、合同説明会に出展する場合と、概要を説明してきました。
会社規模や自社の目指す方向性など、総合的に判断し、優秀な人材を獲得するためにはどの方法で会社説明会を行うのが良いのか、じっくりと見極める必要があるでしょう。