オフィス市況動向

第1ソリューションチーム

港区の市況動向(2022(令和4)年4月)

空室率は上昇、賃料水準は低下しています。 虎ノ門界隈は未だに超大型の再開発が続き周辺の区に比べてオフィスの供給は増えていますが、新型コロナウイルスの影響で空室率の上昇が続いています。 一部の大型物件では大企業の解約の影響を受け、複数フロアにわたり空室が生まれてしまっている物件もあり、その後の企業誘致で苦戦を強いられています。 中小規模物件も解約の影響は受けているもの、大規模物件ほどの影響は受けていないように見受けられます。 賃料は僅かながら低下しており、ビル側も企業を誘致するために、フリーレントや賃料交渉などの条件交渉を柔軟に対応している物件が増えています。

港区空室率

  • 7.8%

※本ページはニチビル株式会社独自のリサーチにより分析、作成したものです。

1新橋虎ノ門エリア周辺エリア

● 賃料相場

20-50坪

50-100坪

100坪以上

超高層ビル

● 新橋虎ノ門エリア周辺エリアの市況動向

新橋駅、虎ノ門駅、虎ノ門ヒルズ駅、内幸町駅があるエリアです。 前回調査時よりも、空室率は上昇していて、賃料水準は横ばいです。 面積帯としては、特に20坪から50坪の物件に空室が目立ってきています。 大規模ビルについては賃料水準は前回とほぼ変わらず、人気物件と苦戦を強いられている物件が顕在化してきています。 エリアの特徴としては、中小企業のやスタートアップ企業から人気のエリアです。

2赤坂エリア周辺エリア

● 賃料相場

20-50坪

50-100坪

100坪以上

超高層ビル

● 赤坂エリア周辺エリアの市況動向

赤坂駅、赤坂見附駅、溜池山王駅があるエリアです。 前回調査時よりも、空室率が上昇していて、賃料水準は低下しています。 中でも【50-100坪】【大規模ビル】の空室、賃料水準の低下が目立っています。 赤坂エリアは元々広告業やメディア関係の企業、士業の事務所などが多く存在するエリアでしたが、最近では再開発等で大規模ビルが誕生し、グローバルで多業種の企業にも人気のあるエリアです。

3青山エリア周辺エリア

● 賃料相場

20-50坪

50-100坪

100坪以上

超高層ビル

● 青山エリア周辺エリアの市況動向

青山一丁目駅、表参道駅があるエリアです。 前回調査時よりも、空室率がほぼ横ばいで、賃料水準はやや低下しています。 港区の中では空室が少なく、同ビル内で複数空室をかかえているビルは少ない印象です。 新築物件の賃料水準は下がっているものの、新規の供給量が少ないため、築浅物件の賃料とのギャップは少ないエリアです。

4六本木エリア周辺エリア

● 賃料相場

20-50坪

50-100坪

100坪以上

超高層ビル

● 六本木エリア周辺エリアの市況動向

六本木駅、六本木一丁目駅、麻布十番駅があるエリアです。 前回調査時よりも、空室率が上昇していて、賃料水準は低下しています。 外資系企業・IT関連企業が多い地域で、2023年には麻布台に日本一の高さの大型超高層ビル、2025年には麻布3丁目に竣工予定のプロジェクトなど開発が進んでいて、既存の大規模ビルの人気と合わさり、賃料水準の高いエリアです。

5浜松町田町エリア周辺エリア

● 賃料相場

20-50坪

50-100坪

100坪以上

超高層ビル

● 浜松町田町エリア周辺エリアの市況動向

浜松町駅、田町駅、大門駅、芝公園駅、三田駅があるエリアです。 前回調査時よりも、空室率が上昇していて、賃料水準は低下しています。 港区の中では手頃感もあり、空港や新幹線へのアクセスの良さから、東京以外に本社を構える企業からの人気も高いです。 浜松町駅では世界貿易センタービルの建て替え計画や、駅前に2026年竣工予定のビルが建設されており再開発が盛んに行われていて、今後も再開発により東京の玄関口として発展が期待されるエリアです。

6浜松町田町エリア周辺エリア

● 賃料相場

20-50坪

50-100坪

100坪以上

超高層ビル

● 浜松町田町エリア周辺エリアの市況動向

品川駅、高輪ゲートウェイ駅、泉岳寺駅があるエリアです。 前回調査時よりも、空室率が上昇していて、賃料水準は低下しています。 品川駅付近の高層ビルが建ち並ぶエリアには本社を構える企業も多く、広い面積を必要とする企業の移転先の候補として人気が高いです。 今後品川始発のリニア新幹線開通や高輪ゲートウェイ周辺の再開発などが予定されており、国内外の移動の多い企業からの人気もあり、幅広い用途で人気の高いエリアです。

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