東京駅、大手町駅、有楽町駅があるエリアです。 前回調査時よりも、空室率が上昇していて、賃料水準は上昇しています。 日本の中心のトップビジネス街である当エリアはハイグレードの超高層ビルが多く供給されていて賃料水準については常にトップクラスです。 解約の動きは同エリアも例外なく発生していて、500坪を超える大型の解約事例も複数見られ、普段は空室が見られない物件でも空室をかかえています。 募集賃料は日本トップの水準で、不動の人気を誇るオフィス街の動きは、他のエリアに与える影響も大きいため、今後の動向に注目のエリアです。

霞ヶ関駅、日比谷駅、内幸町駅があるエリアです。 前回調査時よりも、空室率が僅かに上昇していて、賃料水準は横ばいです。 日本の主要な行政機関が集積している同エリアは複数の地下鉄が乗り入れており利便性が高い事もあり人気エリアの一つです。 同エリアでは東宝ツインタワーの建て替えが進んでおり2023年春頃には延べ床1万6697平方メートルの新規供給が発生します。 既存物件は大小問わず空室が見受けられますが、需要が強いエリアのためか大幅な賃料減額の動きはまだ見られません。

神田駅、神保町駅、岩本町駅、御茶ノ水駅、新御茶ノ水駅、淡路町駅、小川町駅があるエリアです。 前回調査時よりも、空室率が低下していて、賃料水準は僅かに上昇しています。 同エリアではオフィス以外にも学校や店舗などが多く見られるのが特徴で、アクセス面ではJRに東京メトロや都営線が利用でき、利便性の良さが魅力です。 中小ビルのテナント誘致は苦戦を強いられていて、千代田区の中では割安な物件が多いエリアです。

秋葉原駅、末広町駅があるエリアです。 前回調査時よりも、空室率はほぼ横ばい、賃料水準は僅かに上昇しています。 商業ではサブカルチャーや電気街として多様な人で賑わっていていますが、コロナ禍において多大なダメージを受けたエリアの一つで、昭和通り東側は旧耐震基準物件を中心にテナント誘致に苦戦しています。 アクセスが良さから、実利的な移転を中心とした需要が強く、賃料相場としては坪当たり1万円半ば～2万円前後を推移しています。 商業系テナントの撤退が多く見られるのと共に、オフィスビルにも空室が目立ち始め、エリアを代表する人気物件でも空室が出始めており、移転候補として魅力なエリアです。

後楽園駅、水道橋駅、飯田橋駅があるエリアです。 前回調査時よりも、空室率は横ばいで、賃料水準は上昇しています。 旧耐震物件の空室は目立つものの、新規の供給量は少ないため、築浅のビルは稼働率は良いエリアです。 周辺には大学やアミューズメント施設などが密集し活気のある環境です。飲食店も豊富で、交通アクセスも抜群です。飯田橋駅周辺では歩行者空間や駅前広場の拡充、歩道橋のバリアフリー対応等の動線強化など、駅と駅・駅とまちのつながりの強化などが盛り込まれ、今後の発展にも期待ができるエリアです。

永田町駅、九段下駅、麹町駅、半蔵門駅があるエリアです。 前回調査時よりも、空室率が上昇していて、賃料水準は僅かに上昇しています。 日本の国家中枢機能が集中している東京の中心地ということもあり、特定の業種からのオフィス需要が高いエリアです。官公庁から近いことから、行政機関が多いのも特徴的です。周辺には赤坂御用地や靖国神社、皇居など、緑が多い環境のため、企業からの人気も高いです。